コンセプト



個から家庭の子育てへ
家庭から地域の子育てへ


 東京では待機児童が大きな社会問題になっています。地方出身で地域に親戚や友人のネットワークがない。核家族世帯で、おじいちゃんやおばあちゃんに子育てを手伝ってもらえない。「子どもを保育園に預けたくても預けられない」だけが問題なのではなく、幼い子どもと1対1で向き合わなければならないママが増え、地域全体で子どもを育てる機会が減り、子育てが密室化してしまっているのです。
 多世代の子どもが縦割りでふれあい一緒に遊ぶことで、子どもたちは自然と人間関係を学び、コミュニケーションの力を身につけていきます。そして、お兄さん・お姉さん、おじさん・おばさん・おじいさん・おばあさん、多くの大人に囲まれることで、親子だけでないナナメの関係が生まれ、豊かな人間性を獲得していきます。

 20年後、30年後の社会の担い手となる大切な子どもたちを地域・社会全体ではぐくんでいくことは、日本の未来にとって何よりも大切な投資であり、私たち大人の責務ではないでしょうか。

 ママと子どもの「個」の子育てから「家庭」の子育てへ。「家庭」の子育てから「地域」の子育てへ。
 「Bio Kids」は子育て世代と地域が交流する場を提供します。


自然がはぐくむ情緒とからだ


 子ども、特に乳幼児期の子どもは、遊びを通して学習しからだを発育させていきます。子どもの発育を促すには、広いスペースで十分身体を動かし、暑さ・寒さを肌で感じ、水や砂・泥、木の葉や虫たちといった自然の造形が、五感をフルに刺激してこそ、豊かな情緒としなやかな身体がはぐくまれます。
 しかしながら、現代の子どもの遊び場は年々厳しい状況になってきています。からだを動かすことより、テレビやゲームといった「見る」ことが主体の遊びで、エアコンの効いた室内で過ごす時間が増えてきています。こういった子どもを取り巻く生育環境が、発達障害のリスクを高める一因になっているのではという専門家による指摘もあるほど、大人の都合で変えられてきた子どもの遊び場を、本来のカタチに取り戻す必要があるのではないでしょうか。
 外に出て仲間とともに遊ぶ場所がある。そのことが、子どもだけでなく子育て中のママ・パパのネットワークをつくり、子育てのことについて話し合える、地域のことを相談しあえるコミュニティづくりにつながります。


自然を守るココロを育てる


 私たちは子どもに外遊びを体験させることを主眼に活動している大人たちの集まりです。外遊びの楽しさ、大切さを多くの大人と子どもに感じてもらい、社会全体で子どもを育てること、そして遊び場である自然を守っていく重要性を共有できればと思っています。